2010年9月9日木曜日

利益誘導型政治の終わり

また一人塀の上を歩いていた政治家が黒となった。代表戦を繰り広げる民主党としては、野党からの批判も視野に入れた対策も必要となるでしょう。鈴木宗男議員は現職の衆院外務委員長ですから、任命責任が追及されるのは必至です。
宗男ハウスで有名になったものの、北方領土問題はその後何の進展も無いまま、今日に至っているようです。疑惑の総合商社と揶揄した、辻本衆議院議員も社民党を離党して民主党寄りの姿勢を見せていることから、どこかでバッタリ顔を合わせていたことでしょう。鈴木宗男氏は小沢一郎氏とも懇意であり、09年の総選挙で、民主党北海道を大勝に導いた功労者でもあり、距離の近さは形で現れていたわけです。
ここに来て、小沢一郎氏の当選も視野に入れての司法判断といっても過言ではないでしょう。もしも小沢一郎氏が代表になった場合、不逮捕特権で擁護する可能性もあり、三権分立の立場からもそれは回避したいとの読みだったと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿